個人事業を続けながら、自分の業務を楽にするためにプログラミングを学んできました。
最初はExcelのVBAから始まり、今ではPythonやDjangoなどを使って、業務の自動化や管理システムを作っています。
このサイトではプログラミングのコード解説を中心に発信していますが、僕がプログラミングを始めた理由は、もともとエンジニアになりたかったからではありません。
事業をやっていて「この作業、めんどくさいな」と思うことが増えてきたからです。今は「事業のめんどくさいをシステムで改善する」ということをテーマに、自分でもシステムを作りながら発信しています。
もともとは医療系の仕事をしていました
もともとは医療系の仕事をしていました。
その頃から事業をやることに興味があって、副業として少しずつ始めたことがきっかけです。
もちろん最初から上手くいったわけではなく、商品を販売したり、集客を勉強したり、どうやったら事業を効率よく回せるのかを考えながら続けてきました。
事業を続けていると、売上を作る仕事とは別に、
- 集計
- 転記
- 商品管理
- データ整理
- 販売に付随する細かい作業
こういった作業がどんどん増えていきます。
その中で「これ、毎回やるの面倒だな」と思うこともかなり増えていきました。
最初に作ったのはVBAのピッキング表
プログラミングで一番最初に作ったのは、ExcelのVBAを使った簡単なピッキング表でした。
当時は書籍を本棚に保管して販売していて、それぞれの本に連番を付けて管理していました。
例えば管理番号50番の本が売れたとしても、棚からはそれまでに売れた本が抜けています。
そのため、管理番号が50番だからといって、実際に棚の50冊目にあるわけではありません。
そこで、現在棚に残っている本のデータから、
「この本は棚の先頭から何冊目にあるのか」を自動で計算して、ピッキング表として出力するものを作りました。
当時はプログラミングの組み方がほとんど分からなかったので、Excelの「マクロの記録」を使いながら試していました。
今なら数分で作れるような簡単なものですが、その頃は作るのに半日から1日くらいかかっています。
しかも今なら1〜2秒程度で終わるような処理が、当時のプログラムでは出力するだけで2分くらいかかっていました。
それでも実際に使ってみると、かなり便利だったんですよね。
毎日何百冊という本を探していたので、1冊あたり数秒の短縮でも、それが積み重なると10分、20分という時間になっていきます。
他の人にも使ってもらったことがあるのですが、かなり喜んでもらえました。
この時に初めて、
「プログラムを作れると、こんな細かい作業まで楽にできるんだ」と実感しました。
プログラミングを覚えて事業の見え方が変わった
最初は単純に「プログラムを組んでみたいから、何か作れるものはないかな?」くらいの感覚でした。
ただ、少しずつ出来ることが増えてくると、事業の見え方そのものが変わっていきました。
それまでは何か新しいことをやろうとした時に、
「この作業には毎日30分必要」
「件数が増えたら、その分だけ作業時間も増える」
みたいに、手作業ありきで考えていた部分がかなり多かったです。
でもプログラミングを覚えてからは、
- ここは人がやる必要があるのか
- この作業は完全に自動化できないか
- そもそもこの作業自体をなくせないか
という考え方が出来るようになりました。
これが個人的にはかなり大きかったです。
単純に作業時間が短くなったというだけではなく、システムの自動化ありきで事業を組み立てられるようになったというところですね。
手作業だった確認を画像からまとめて処理
その後に作ったものの1つとして、商品情報を1件ずつ読み取って確認していた作業を、画像からまとめて処理するシステムがあります。
それまでは本棚にある書籍を1冊ずつバーコードリーダーで読み込んで、対象になるものを確認していました。
この作業は1棚確認するだけでも5分くらいかかります。
そこで本棚の背表紙を画像で撮影して、画像からOCRでISBNを取得し、そのデータを使ってまとめて確認する仕組みを作りました。
そうすると、自分が実際に行う作業は画像を撮影する程度になって、数十秒くらいで処理を進められるようになります。
この頃から、
「今まで人が1件ずつやっていたけど、別のやり方に置き換えられないか?」
という考え方をすることがかなり増えました。
プログラミングを覚えたことで、出来る作業が増えたというよりも、「こういうことも出来るんじゃないか」と考えられる範囲が広がったという感覚の方が近いです。
システムを作るだけではなく、販売にも関わってきました
事業では、自分でシステムを作るだけではなく、他社が作ったツールの代理販売にも関わってきました。
ある物販系のツールでは、約5,000万円の売上になりました。
当時扱っていたツールは、同じようなカテゴリのツールが月額5,000円程度で使える中、月額12,000円程度と比較的高額なものでした。
それでも販売することが出来たのは、自分自身がそのツールの良さを理解して、
- 他のツールと何が違うのか
- なぜこの機能が必要なのか
- 使うことで事業がどう変わるのか
というところまで考えて伝えていたからだと思っています。
※受け取る報酬は1/3だったため、約3倍がツールの売上です。
なのでシステムに関しては、作る側だけではなく、「どういう価値があればお金を払って使ってもらえるのか」というところも実際の事業の中で経験してきました。
高額でも長く使ってもらえたシステム
自分で作ったシステムでは、初期費用30万円、月額10万円前後でも長期間使ってもらったものがあります。
このシステムが解決していたのも、もともとは手作業でやっていたかなり面倒な業務でした。
ただ、その作業は利益にも直結する部分なので、面倒だからといってやめることが出来ません。
そういった「面倒だけど、やらざるを得ない作業」を大きく減らすことが出来たので、金額が高くても長く使ってもらうことが出来ました。
僕自身、この経験からシステムの価値は単純な機能数ではなく、
「元のやり方には戻りたくない」と思えるくらい仕事を楽に出来るかという部分がかなり大きいと思っています。
マーケティングとシステムの両方を考える
システムは便利であれば、それだけで事業が上手くいくわけではありません。
集客が出来なければ売上にはつながらないですし、逆に売上が増えても手作業が多ければ、件数が増えるほど仕事が大変になります。
なので僕自身は事業をやる中で、
- どうやって売るのか
- どこを改善すると効果が大きいのか
- 売上が増えても作業量を増やさずに回せるか
- 実際に使う人にとって使いやすいか
こういった部分を一緒に考えるようになりました。
プログラムとしては作れるけど、実際にはほとんど使わない機能を大量に入れても意味がないです。
それよりも、今やっている業務の中で一番面倒なところを見つけて、必要な部分だけ仕組みにする。
個人的には、そういったシステムの方が実際の仕事では使いやすいことが多いかなと思っています。
AIでシステム化出来る範囲はさらに広がった
最近はAIによって、プログラミングのハードルがかなり下がりました。
以前なら「作ったら便利そうだけど、コードを書くのに時間がかかるからやめておこう」と思っていたような細かい仕組みでも、今は短時間で作れることが増えています。
なので個人的には、今まで放置していたような小さい「めんどくさい」までシステム化出来るようになったことが、AIのかなり大きなメリットだと思っています。
ただ、AIにコードを書いてもらえば全部大丈夫かというと、そこは少し違うかなとも思っています。
例えば、
- そもそも何を自動化するべきなのか
- どこまでをシステムに任せるのか
- どういったデータを扱うのか
- 外部に公開した時にセキュリティ上の問題がないか
こういった部分は、コードを出力することとはまた別の話になります。
AIを使えばプログラミング経験が少なくても形に出来るものはかなり増えました。
その一方で、実際に仕事で長く使うシステムにするのであれば、事業・プログラミング・セキュリティの知識を持った上で、最終的に人が判断することも必要だと思っています。
僕自身もAIはかなり使っていますが、AIに全部任せるというより、AIを使って作れる範囲を広げるという感覚で使っています。
今やっていること
現在は自分自身の業務改善を続けながら、
・Pythonを使った業務自動化
・Djangoなどを使ったWebシステム
・Excel / VBAを使った業務改善
・AIを使った開発
・Webセキュリティ
こういった内容を中心に勉強したり、実際にシステムを作ったりしています。
このサイトやYouTubeでも、実際に自分で作ったものを中心にコードや仕組みを発信しています。
プログラミングの勉強というと、文法やライブラリの使い方だけになりがちですが、僕自身は、
「これを使うと実際の仕事がどう楽になるのか」というところまで出来るだけ見せていきたいと思っています。
業務改善・システム化の相談について
自分の事業で長く業務改善をしてきた経験を活かして、現在は業務のシステム化・自動化の相談も受けています。
例えば、
- 毎回同じ作業をしていて面倒
- Excelの集計や転記に時間がかかる
- 今使っているツールが業務に合わない
- 情報がバラバラで管理しにくい
- これって自動化出来るの?
というような段階でも大丈夫です。
まだシステムの形が決まっていなくても、今の業務を確認しながら「どこを仕組みにすると一番楽になるか」というところから考えることが出来ます。
事業改善・システム化の相談コード解説の記事を見て「こういうものを自分の事業でも作れないかな」と思った場合には、こちらから確認してみてくださいね。

